農業用水路(幅5.0m)上の空間を有効活用しようと、岐阜県岐阜市の各務用水土地改良区殿が事業を計画し、当社が設計公募コンペで当選し、平成25年5月に竣工いたしました。
農業用水路の上に設置した太陽光発電設備は、国内で初めての試みでした。
電力との連系単位は3つに分かれ、それぞれ50kWで低圧連系しています。合計で150kWとなります。
鉄骨架台は重量鉄骨製で、1ユニット当たり、5kW分の太陽電池パネルを搭載しています。
施工については、用水路を跨ぐ斜面上の狭い部分に基礎を設置する必要があり、工事は簡単ではありませんでしたが、特にトラブルも無く予定通り完工いたしました。
詳細は、完成報告書をご覧下さい。
各務用水土地改良区殿作成のプロモーションビデオはこちらからご覧頂けます。
平成27年になり、発電状況は順調でしたが、パネルの設置容量に余裕があったため、用水路の法面を活用した増設が計画され、弊社の設計施工で第一、第二発電所にそれぞれ13kW程度のパネルを増設いたしました。
斜面への設置のため、従来の前後2本足の架台ではレベル調整が難しいことから1本足の架台で設置しました。